当院のご案内
2021年1月 新年のご挨拶
病院概況
ミッション(使命)・行動指針・患者さんの権利と責務
病院沿革・年史
施設基準・施設認定一覧
中期事業計画
一般事業主行動計画

2021年1月 新年のご挨拶

101414_01.jpg 新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 
 さて、一昨年末に中国の武漢市で端を発したCOVID-19はパンデミックとなり、残念ながら未だ終息にはいたっていません。昨年末から諸外国でワクチン接種が始まっており、感染を抑え込む「集団免疫」獲得に期待が高まっているのが現状です。昨年3月以降、行政からの要請に応じてCOVID-19診療にも携わりながら、住民の皆さまが安心して当院を利用していただけるよう徹底した感染防止対策を行なってきました。これまで職員の感染や院内での感染を引き起こすことなく経過していますが、気を緩めることなく、安心・安全な院内環境を維持したいと思います。
 中世を終結させたペスト大流行や第1次世界大戦の終結を早めたスペイン風邪の猛威など、人類の歴史上でパラダイム転換を起こす契機となったパンデミックの歴史を振り返り、コロナ禍後の社会はどう変化していくのか、各分野において未来予想図が提案されています。医療においても各人各様ですが、ほぼすべてに共通していることは、「オンライン化」の急速な進展です。オンライン診療・服薬指導は時限的特例的な取扱ではありますが、令和2年4月10日事務連絡にて許可されました。高齢者や生活習慣病をお持ちの方、過疎地に住んでいる方にとって、定期的に医療を受ける機会が確保され、慢性疾患の重症化予防に有効と言われています。集まることなくコミュニケーションが取れるWeb会議の導入も、さまざまなメリットを生み出します。当院でのこれまでの主な取り組みは、不特定多数の人が集まる会はWeb会議での参加を推奨、在宅医療を支える多職種の方々との情報共有にバイタルリンクを導入、MRや医療機器メーカーを始めとした外部業者との連携でDr. JOYを利用、などです。対面とオンライン双方のメリットを生かしながら推進したいと思います。
 さて、「2025年問題」が迫っています。西暦2025年以降、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者 となり、我が国が超高齢化社会になることを指します。それに伴い、疾患構造の変化、要介護者の増加、多疾患併存の増加、価値観の変化などが起こるとされています。これに先んじ国策として、壮年期死亡の減少及び健康寿命(介護に至らず自立した生活を送れる期間)の延伸等を図るため、「一次予防」(健康づくり)に重点を置いた21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21:第2次)が2013年から推進されています。さらに、令和2年10月27日に閣議決定された健康寿命の延伸等図るための循環器病(脳卒中等)対策基本法では、「一次予防」に加え、「二次予防」(疾患の早期発見・早期治療)や「三次予防」(疾病の治療、重症化予防、再発予防)の更なる充実を、施策で明文化されました。私たちは地域住民の生活を支えるため、地域に密着した病院として、在宅や施設で活躍なさっている医療者そして介護や福祉に携わっている方々と連携し、患者さん本位の心温まるすぐれた医療を提供し続けたいと思います。
ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

2021年1月
富山県済生会富山病院
院長 堀江 幸男


先頭へ