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2024年1月 新年のご挨拶

102151_05.jpg 明けましておめでとうございます。 
  2024年の干支は甲辰(きのえたつ)です。昇り龍のように、勢いよく活気あふれる年になることを期待します。
 さて、2020年初頭以来、人々を震撼させていた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2023年5月の大型連休明けに、全例把握が義務付けられている2類感染症から季節性インフルエンザと同じ5類に変更されました。まさに、COVID-19との共存の幕開け、ウィズ・コロナ社会に突入しました。感染者数が増減を繰り返した3年間、緊急事態宣言やまん延防止重点処置の発令がなされ、感染対策として行動制限や社会的距離を保つことが強いられました。このような新しい生活様式は、社会的孤立や排除に繋がる様々な課題を顕在化しました。「施薬救療」を創立の精神としている社会福祉法人恩賜財団済生会の真価が、ウィズ・コロナ社会において問われています。
 コロナ禍以前から取り沙汰されていた少子超高齢社会の到来と人口減少、とりわけ働き手不足は、現実のものとして大きく社会にのしかかっています。要介護者の増加、認知症高齢者の問題、再発・重症化と多疾患併存の増加、低・非侵襲性医療の適応増加、QOL重視や支える医療への転換、日中独居老人の増加と老々介護の問題、高齢の親と障害・無職等の子どもの世帯(8050問題)等、枚挙に暇がありません。
 そこで令和5年度から進行中の済生会富山病院・第3期中期事業計画では、社会福祉法人の根幹を成す無料・低額診療事業の更なる推進に加え、地元企業やNPO法人等との協働による新たな生活困窮者支援事業の開拓、高齢者を対象とした救急患者の受け入れの強化と最適な医療を提供するための環境整備(救急処置室の拡充整備、感染対応室の新築、回復期リハビリ機能の強化、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の普及、県指定がん診療地域連携拠点病院の承認取得等)、健康寿命の延伸、ひいては働き手の増加に繋がる健診・予防管理センターの機能強化、そして近年頻発する災害に備えて地域災害拠点病院の指定取得等を重点項目として挙げています。
 令和5年6月7日から7月31日の期間、クラウドファンディングに挑戦しました。多くの方からのご寄付と応援メッセージをいただき、プロジェクトは成立しました。ほんとうに有難うございました。このような取り組みを行なった意図は、社会福祉法人恩賜財団済生会とその組織の一員である済生会富山病院の認知度を高め、その活動に対する共感と支援の輪を広げ、これからの取り組みに必要な資金の調達を図ることにありました。公的医療機関である済生会は独立採算制を原則とし、地方自治体が母体となる公立病院とは異なり、公からの赤字に対する財政支援等がありません。そのため、各施設が展開している公益性の高い事業は、診療報酬という限られた財源内で、効率的な運営に務めながら行なわれているのが実態です。
 これからも、安心して暮らせる地域社会を形成するために、行政や他の医療機関・福祉団体、NPO法人、地元企業の方々や地域住民の皆さんと力を合わせて、地域に根ざした医療を提供し続けたいと思います。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

2024年1月
富山県済生会富山病院
院長 堀江 幸男


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