病院案内

病院長挨拶

 済生会富山病院は、約30年前に現在地へ移転開院し、富山市北部地区および富山医療圏の中核病院としての役割を担うべく、済生会の設立理念「施薬救療(無償の医療)」を大切に、職員一丸となって歩んでまいりました。

 今日の当院があるのは、地域の皆様ならびに医療関係者の皆様のご支援の賜物であり、心より厚く御礼申し上げます。

 当院の使命は、「患者さん本位の心温まるすぐれた医療の提供」です。この使命のもと、「健康寿命の延伸」「生活の質の向上」「働きがいのある職場環境の形成」を目指し、地域の皆様の健康を支えてまいります。

 当院は二次救急病院として、年間3,000人を超える救急搬送患者を受け入れ、緊急手術や血管内治療などの高度医療にも対応しています。近年は高齢化の進展に伴い、複数の慢性疾患を抱える患者さんが増加しており、令和5年には高度治療室(HCU)を開設するなど、体制の強化を図ってまいりました。また、救急医療体制の課題に対応するため、クラウドファンディングによるご支援を受け救急処置室を改修し、より安全で質の高い医療提供体制を整備いたしました。さらに、通院が困難な方への支援として無料巡回バスの運行を開始するなど、利便性の向上にも取り組んでいます。一方で、医師不足等により一部診療科の縮小を余儀なくされておりますが、近隣医療機関と連携し、地域医療への影響を最小限に抑えるよう努めております。

 令和6年には回復期リハビリテーション病棟を開設し、急性期治療終了後の患者さんの身体機能回復、社会復帰を支援しています。退院され在宅療養を続けておられる方々には、訪問看護ステーションをご利用いただいております。舟橋地区にサテライトを設置し、スタッフ体制の充実とともに実績も着実に増加しています。

 予防医療の重要性が高まる中、当院では検診予防センターを増設し、令和7年より運用を開始しました。今後は、一人ひとりのライフプランに応じた予防医療の提供を進め、「病気にならないための病院」としての役割も果たしてまいります。加えて、災害拠点病院としてDMATの整備や設備強化を進め、大規模災害時にも医療機能を維持できる体制を構築しています。疾病予防から救急医療、高度医療、回復期リハビリ、在宅医療さらには大規模災害時まで、地域の医療・介護を支える先生方と連携し、切れ目のない支援を提供してまいります。

 院内保育園の設置や職員支援体制の整備など、働きやすい職場環境づくりにも力を入れています。FM放送やインスタグラムを通じて、病院からの情報発信にも積極的に取り組んでおります。先人たちが築いてきた当院を、職員の笑顔があふれる、働きやすく働きがいのある病院へとさらに発展させてまいります。

 今後も「患者さん本位の心温まるすぐれた医療の提供」という理念のもと、地域に信頼される病院として、職員一丸となって努力してまいります。引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年4月1日
社会福祉法人恩賜財団済生会
 富山県済生会富山病院
院長 亀山 智樹

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